図書館戦争、読みました。
(小説全4巻のみ、別冊および他メディアはまだ)
感想:
N L が 気 に 食 わ ん !!!!!
…というのもですね。
私、以前から思ってたことがあるのですけども。
どうして少女漫画的恋愛モノは主要登場人物がうまいこと全員身内のみでカレシカノジョ持ちになるのか!!!!!
以下、ネタバレにならないよう気をつけつつ、多少はネタバレしますのでご注意ください。
↓
作者が「月9」とおっしゃっているので、この図書館戦争の目的のひとつが主人公と上官との恋愛を描くものであることはよく分かるんです。
実際、主人公(女)と上官(男)の恋愛過程はNL嫌いの私から見ても非常に萌えます。
最初の険悪な関係から始まり、だんだん互いが互いに反発する理由が見えてきて、だんだん2人の距離が縮まり、横槍が入っては停滞し、前進し、ついには幸せなゴールインを迎える。
職場での上下関係や男女の性差、消去したい過去、どうもありがとうございます非常に私好みの恋愛です。
(もちろん私はこの全過程をホモで愛でたい腐りきった人種であるため、率直な感想を申し上げると「あーこの主人公が男だったら二次創作ガンガンやるのになぁー! 女かよ! チッもったいね!」である)
でもね。
この物語、スケールが非常に大きい話なのにすばらしいなと思うところなんですが、名有りキャラがものすごく少ないんですよ。
よくありませんか、登場人物が多すぎて誰が誰だかわからなくなる話。
目次の次に登場人物一覧が載ってるのを何回も見て確認しちゃうような話。
ラノベ読んでると特に、心当たりありまくりですよねー…。
ところがその点、この図書館戦争は、こんなにもスケールの大きな話なのに名有りキャラが両手で足ります。
モブ含めできるだけ登場人物を減らして、どうしても出てくるモブは影の薄さを徹底し、どうしても名前を出さなきゃいけないモブは名字だけにするなど配慮を重ね、読者の記憶力が私のように低くてもストレスフリーで文章へ没頭できるようになっているんですね。
(ちなみにこの逆でただのモブにさえ生い立ちをつけるのが福井晴敏、この域まで行くと逆にモブにさえ感情移入して読みやすくなるという摩訶不思議福井マジック)
で、ですよ。
そこまで配慮され尽くした数少ない登場人物のほとんど全員が、それぞれラブラブになっていくという…。
堂上×笠原と小牧×毬江は分かるけど手塚×柴崎はいらんやろーーーーー!!!!!
(手塚は主人公の同僚、柴崎は主人公の友人)
ダブルデートどころかトリプルデート、いやクアドルプルデートができますよ!!!!!
す ん な !!!!!
…しかしこれがホモだったら私は狂喜するのです。
本当、勝手ですね。
すいません。
いやでも聞いて!
理由!
この話では特に、女子がめちゃくちゃ強いんですよ。
身体的な意味でも精神的な意味でも。
それがですよ、ある特定の男子とラブラブすることによって、その人の前でだけ弱さを見せる!
すると男子は放っとけない!
女子を守りたくなる!
つまり、ここにどうしても抗えない男子>女子の性差が生まれてしまうわけです!!!
私、NLの何がイヤってこれですわ。
ホモなら攻>受になるまで大いなる葛藤があるわけですよ。
あるいは身体こそ侵入を許しても立場としては攻=受であったり、攻<受もあり得るわけです。
(例:俺様受け、襲い受け、誘い受け等)
それがNLだと、女子は恋愛して心を許した途端にその男子の前でだけ泣いたり甘えたりかわいこぶったりするわけでしょう?
男子が女子に甘えたとしてもたいていむっつりあれしてこれしてと言う程度ですが、女子の甘え方って「なでなでして」とか「だきしめて」とか「私を見てほほえんで」とか、赤ちゃんがママにしてほしいことが多くないですか?
それって精神的に上下関係が出来てしまってませんか?
ホモだとね、仮に受が攻に対し「なでなでして」と思う場合、その前段階として、自分が男に屈することを受け入れる苦しみがあったわけですよ。
そして同時に、自分もそうするから相手にもそうしていいんだよという、「男の赤ちゃん返り」という気持ち悪いものに対し受け入れ態勢を整えてきたわけですね。
ジェンダー、後天的に教育される「男らしさ」「男はこうあるべき」という一般常識を、攻のことが大好きって一念だけで捨て去るのです。
これは人間として生まれたからにはどうしても抜け出せない「社会」という枠から半歩はみ出る勇気を必要とします。
女子なら苦しまねばならないのは自分自身の「弱くなりたくない」というプライドのみ。
公共の場で甘えてもなでなでしてもらっても、世間にはほほえましいバカップル。
この、「世間一般に許されているかどうか」という一線が、私にとってはすごくイライラするラインみたいです。
世間様に許されているNLは、どうもお手軽にくっつきすぎる。
本当にその人を選んでいいのか、一生後悔しないのか、っていう深刻さが足りない気がする。
いや、リアルに言うとNLでそんな深刻さがあったら出生率ガタ落ち納税額減少、非常に良くない社会になるので、NLのそういう性質を否定するつもりはないんですけど。
何せ自分自身も3次元ではNLしてるわけだし。
あー何か今日の日記煮詰まってきましたね。
よし!
ヒナ流、「図書館戦争はこう楽しもう」!
まず笠原は男体化。
年下長身単細胞攻×年上チビ上官受とか何それ最高大好物。
次に小牧、毬江ちゃんとデキるまでは同期のよしみで小牧×堂上をお願いします!
身体のみの慰め合い…に見えて実は小牧がハマってたという片思いホモ。
堂上を案ずるあまり手塚兄と寝ちゃえる男。
そして手塚弟は当然堂上狙いです!
でも堂上がかわいすぎて手が出せない。
そうです、総受寸前のヘタレ攻です。
お兄ちゃんの仕業でモブにリンカーンされてほしい。
怪我フェチ的にはぼろっぼろにされちゃってもときめくし、イタされる前に堂上が駆けつけてきて弟の身代わりになって犯されてくれるとかなったら大変、鼻血出る。
そんで小牧がキレて手塚兄のところへ殴りこみに行き…行ったはずが…うっかりry
ホモ万歳\(^o^)/
小牧×毬江の幼馴染もホモだったら実においしいですよねー。
受が小学生の頃から攻をずっと思い続け、でも自分は年の差があるし、ていうか男だし、ってぐるぐる葛藤し続けてるの。
やべぇ萌える。
でも指輪は勘弁、ホモでそういうことしていいのは兎虎くらい。
そんで玄田×稲嶺!!!
これ絶対ハマるよね!!!
司令の年齢とビジュアルはCV中村悠一的な感じに置き換えてみてくださいどうですかほら萌えるでしょ。
CV梶に置き換えてもゆうきゃんとは違ったテイストの良ホモになりますね。
隊長はCV杉田的なイメージに変換で。
…妄想したらそんなホモが読みたくてたまらなくなってきた。
銃弾20発受けて死なない隊長と穏やか頑固な司令の下剋上ホモ!!!