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媚薬1
媚薬2
これ、どっちにしろ、ルックがその場から逃亡するっていう選択肢がちゃんとあるんですね。
うちの坊ヘタレだからorz
いやしかし逃亡ルートはないと思いたい!
本当に逃がしちゃうなんていくら坊でもそこまでバカじゃないと思いたい!
…もしマジでルックが逃亡したとして、翌朝戻ってきたとして、こんな可能性をご教授いただいたのでちょろっと挑戦してみました。
↓
電気の点いていない廊下を歩き、ルックはそうっと寝室を覗く。
疲れて寝ていると思っていた。ルックが逃げ出したことに落ち込みながら、持て余す性欲を機械的に処理しながら、あまりの虚しさに泣いたのではないかと思っていた。そのうち泣き疲れて眠ったのではないかと。
(ほんとにそうなら……悪いことしたな)
昨夜はいくら目を瞑ってもアスフェルの泣き顔が脳裏に浮かんで眠れなかった。泣いている顔そのものではなく、泣きはらした目と、涙の跡が残る頬を、まざまざと思い描いていた。
脳裏のアスフェルは涙に濡れた声で言う。ルック、好きだよ。好きだから深く繋がりたいんだ……。
「――アスフェル?」
ところが寝室はもぬけの殻だった。ベッドを使った形跡もない。
ルックは焦ってリビングへ向かう。リビングと手前にあるカウンターキッチン、トイレ、風呂場、リビングを突っ切った隣の和室にもいない。家はまるで昨夜からずっと無人だったように薄暗い。
(まさか)
ルックは閉め切られたカーテンを思い切り引き開けた。
「アスフェル!」
朝日が眩しい。薄暗闇に慣れた視界はしばらく真っ白に染められた。何度も瞬いて丸い太陽の残像を消す。消してようやく、ガラス戸の外側、ベランダに佇む影が見える。
「アスフェル、アスフェル! ばかなことはやめ、」
「ルック? おかえり」
室内を振り返ったアスフェルは暢気に微笑んでいた。
片手にビールの缶を持ち、充血した目を気だるそうに細めている。そしてアスフェルは首へタオルを巻いているものの上半身が裸だった。朝晩は屋外の肌寒い初秋に何を考えているのだろう。
いや、それよりも。
「びっくりした……。まさか、あんたが」
(――薬の勢いで飛び降りたかと)
アスフェルに限って、と分かってはいる。けれど極度の後ろ向き思考、悪い予想から順に考えるルックにとって、一度浮かんだ嫌な想像は決して打ち消せなかったのだ。泣いて、疲れて、生きる気力もなくしていたらどうしよう、と。アスフェルをだまして薬を飲ませた罪悪感が嫌な思い付きを加速させる。
ちょーもーBSキー押されまくる!
マウスにもイタズラされて書けないんで、いったんここまでで晒します。
ってかもうここまで書いたら後どうなるか自明ですかね。
まぁ続き書けたら書きますんで。
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