おまけっていうか会話しかないんですけども。
l「ねぇ、シーナに聞いたんだけど。あんた自分のヘタレさに落ち込んでるんだって?」
a「ルッッっ」
l「何その変な顔」
a「ル、ック、保健室じゃ」
l「もう治った。僕あの青い先生だけはどうもブチのめしたくなるんだよね。真っ青さに虫酸が走る。だから僕、体育の授業は受けたくないの」
a「え、あ、かか体、体、何ともないなら、良かっ」
l「ていうか、ヘタレって何?」
a「……ちょっと、席を外していいかな。――シーナ!! 来い!!」
l「あの二人、何だかんだ言いつつ仲良いよね」
m「なぁにルックくん、すごい目つき! 気のせいかしら、羨ましーって顔してるわよぉ?」
l「してないよ。煩わしいだけ。ミーナもその下世話で的外れな観察眼もどきさえなかったらもう少し女らしく見えるのにね」
m「あのねー、あたしの踊りを見て何ともならないのはルックくんだけよ! あ、あたし日誌書いたから黒板消しやっといてよね!」
l「汚れるから嫌」
m「なら持ち物点検」
l「中学生にもなって馬鹿らしい」
m「とにかくルックくんが黒板消しね! んっとにかわいくない男子! ふんだ!」
a「……」
s「あいつら仲良さそうとか思ってんだろ。ルックとミーナ」
a「日直だよ」
s「つうかお前いきなり殴るか? しかも顔面!?」
a「だからティッシュをくれてやったろう」
s「第一、俺はお前とルックが話題に事欠かないよう配慮してやったんだぜ!? さっきだってせっかく二人きりで話してたのに、お前が自身で台無しにしたんじゃねーか!」
a「誰のせいだ」
s「俺のせいにすんのかよ!」
a「小賢しい」
s「――ちなみになアスフェル、この案は俺じゃない。お前の親友さんだ」
a「……テッドか……ッ」
s「イエッサー」
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