何かうだうだうしてたんですけども、うだうだするのをやめることにしました。
うだうだというか、書くからには前よりいいものをと欲張ってたんです。
書き上げる順番にもこだわってたし。
けど今はそんな状況じゃなかった。
初期モットーに立ち返り、好きなものを好きなところだけ好きなように書きたいと思います。
時間も足りないので本当に駄文ですいませんが、しばらく日記は駄文をメインにしていきたいと思います。
とにかく駄文でもたくさん書こう。
そんなマイ目標を勝手に作って勝手に実行します。
あいかわらずお客さまのことを二の次にする駄目サイトですいません。
で、自分が納得するまでじっくり書くだけの時間がないので、書けたとこまでどんどん上げていくという究極に駄目なことをしばらくやってみようと思っています。
そうじゃないと永遠に書けない。
私生活が今より忙しくなくなることがこの先何年かはないことに気づいた馬鹿者です。
(生々しい話ですけどユウは何年後かにはおにいちゃんになる予定です)
(アレンって名前にならないよう気をつけなきゃ←注意点はそこか)駄目宣言ですいません。
そこまでしてもとにかく文を書きたくて書きたくて仕方ないんです。
本当に微妙な駄目駄文ばかりになると思いますが、どうぞお暇なときにでもヒナの自己満足にお付き合いくださいましたらありがたいです。
よろしくお願いします。
さて、そんなわけで時間と戦う駄文集、第1弾。
坊テドよんのパラレルでございます。
しらたきを鍋へ放り込みながら、キキョウはぽつんと呟いた。
「…なんで、ルック、さそわなかったの?」
白菜をとんすいへよそうアスフェルとカニの足から箸で身を掻き出すテッドが、それぞれの動作を中途半端に凍らせる。三人の囲む鍋はほかほかと湯気が立ち上り狭苦しいダイニングキッチンが白く霞むほどであるのにこの冷気。禁断の話題だったらしい。
「――誘えなかった、だ」
「うまく切り出せなかったんだってよ」
気まずげにそっぽを向いたアスフェルの細かい語句訂正へ被せるように、キキョウの斜め前へ座るテッドが呆れ返った声を出した。キキョウはちらりと正面の顔を盗み見る。秀麗な面は今や苦虫を噛み潰したようである。
キキョウは思い出していた。
アスフェルがあるクラスメイトと仲良くなりたがっているという情報を仕入れたところから始まったのか。それとも、テッドが発泡スチロール十箱にぎっしりカニをもらってきたのが先か。あるいはキキョウが商店街の福引でカセットコンロ用ボンベ一冬分を当てたのが発端だったかもしれない。いずれにせよ、この三つがアスフェルの冬休みを目前にして同時に起こったことは確かだった。そして今夜のためにテッドは仕事を一つキャンセルし、キキョウは有給を取ったのである。
同じ回想をおこなったものか、テッドがアスフェルへ嫌味をこぼす。
「何のためにうちで鍋パしてんだか」
「年越しに向けて三人の親睦度を確かめ合おうじゃないかははは」
「もうちょっと感情込めて言えんかね」
「テッドが想像している以上に俺は深く傷ついている」
「お前が想像してる以上に俺は落胆してんだぞ。おもしろいモンが見れると思ってたのにさぁ」
テッドもキキョウも、仕事の損害に対してがっかりしているわけがない。仕事をズル休みするほど期待していたイベントが不発に終わったことへ不満を隠しきれないのである。
つまり、テッドとキキョウはアスフェルの恋を応援していたのであった。
「な、キキョウ、んっとにこいつヘタレだろ。十三年間も親友やっててちっとも気づかなかったわ」
「俺もだ」
「…うん」
アスフェルがかくんとうなだれて、テッドがその頭へ撫ぜるように肘を乗せる。キキョウも混ざりたかったが鍋とこたつが間にあるため代わりに鍋をかき混ぜた。しらたきが鍋底にくっついたのを箸でがりがりと削り取る。ついでにいくらかとんすいへ移し、軽く息を吹きかけながら一本ずつ丁寧に啜った。
「…アス、がんばって」
しょげている様子のアスフェルへ、キキョウはそっと声をかける。
「ありがとう」
「ちゅるちゅるしながら言うか、それ!」
同時にキキョウを注視してから優しい笑みをアスフェルは浮かべ、隣で兄は大声をあげてこたつ布団を引っ叩く。勢いで倒れたガラ入れにキキョウは思わず噴き出した。
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