ようやく続きが書けました…。
ここまで来るともうオチが2通りくらいしかないんじゃないかと思いますが、まだどっちにするか決められてなかったりします。
どっちにしろ目下の問題はどうやってよんちゃんを出してあげるかですよ!(笑)
このまま行くとっていうか当初の予定通り行くとよんは確実に出てこない。
よんを書きたいがために大筋ごと変えようかと悩む私…あいたたた。
この続きは目標年内です。
どれだけパソコン触れるかにかかってますので隠れヲタの足掻きをどうぞ見守ってやってください。
そこでようやく、翡翠閃く瞳の形が幼げなことに気づいた俺だ。黒を不似合いにするのは専らこれのせいだろう。円く大きな両目が醸し出すあどけない印象を無理に漆黒で染める様子が、本来の彼らしさを隠蔽しようと図って見える。彼は萌黄や裏葉の色を悠然と纏う方が良い。
俺たちはしばらく見つめあう。
そのまま数十秒は経っただろうか。先に視線を和らげたのは彼だった。彼は口を開きかけた。
が、はっとしたように唇を結び、両目を細めて無感情に俺を睨む。
「――あと九分。茶話に興じる暇はないよ」
「俺は」
「もう一度しか言わない。僕は、あんたを助けたいんだ。信じる信じないは自由だけど」
彼はカップをソーサーに戻す。かちゃんと小さく音がする。絡めた指がなかなか取っ手から離れないのを何げなく見つつ、再び彼に視線を合わせて、俺は言い募りたい気持ちをぐっと飲み込んだ。
「……信じる」
無論、とっくに信じている。いくら死神の予言に現実味を感じなかろうと、俺にとって彼を否定することはもはや不可能となっている。理由はたった一つしかない。
俺は、死神に恋をした。
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